画像引用元:http://www.wbaboxing.com/
いよいよ現実のものとなり対戦カードが決定したWBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)。
バーネットにドネア、テテなどバンタム級の猛者が勢ぞろいで正に最強ボクサー決定トーナメントの様相を呈しています。
10月7日に決定したボクシング井上尚弥のWBSS一回戦の相手であるファン・カルロス・パヤノの強さを動画も含めて紹介していきたいと思います。
パヤノのパンチの秘密とは・・・!?
井上尚弥がWBSS初戦で戦うパヤノとは?
WBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)の1回戦の組み合わせが
2018年7月に決定しました。
全8人の出場選手のうち、
主要4団体の現役王者は1回戦での直接対決はなし。
4人の現役王者が対戦者を指名していくという形で1回戦の対戦カードは決定しました。
1番目に指名したWBAスーパー王者のライアン・バーネットがノニト・ドネアを指名したため、期待された井上VSドネアは実現しませんでしたが、
2番目に指名することとなった井上は、元WBAスーパー王者のファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ)を対戦相手に指名しました。
パヤノの身長や戦績、年齢は?
ファン・カルロス・パヤノの個人データを簡単に紹介しますと
- 身長165㎝
- リーチ164㎝
- 年齢34歳
- サウスポー
- プロボクシング18戦17勝(8KO)1敗
- アマチュアボクシング戦績不明。オリンピック2度出場。
経歴で注目すべきは、オリンピックに2度出場したということです。
モンスター井上ですら達成できなかった五輪出場を2度も経験しています。
プロ唯一の敗戦は、直近の試合でのもの。
その試合も2016年6月18日なので、
実に2年以上試合から遠ざかっているのもコンディションが気になります。
また、34歳という年齢からも
肉体的なピークは越えているのではないかという懸念もあります。
パヤノの動画からスタイル、強さを分析!
次にパヤノのこれまでの試合の動画から、彼のファイトスタイルや強さ、弱点などを分析していきたいと思います。
VSアンセルモ・モレノ戦!
まずは、山中慎介をダウンさせたこともあるアンセルモ・モレノとの試合のハイライト動画です。
この試合はパヤノが負傷判定で勝利しています。
動画を見てわかるとおり、試合は終始パヤノがプレッシャーをかけて前進する展開となっています。
パヤノの強さは、決して自分から下がらない「ハートの強さ」にあると思います。
井上戦でも、パヤノ陣営としては
プレッシャーをかけて井上を後退させながら戦うことができれば理想でしょう。
井上とパヤノ、どちらが先に下がるか?という点も注目です。
VSラウシー・ウォーレン戦
続いてはキャリア唯一の黒星となったラウシー・ウォーレン戦です。
スピードスターのウォーレンに苦戦を強いられ判定負けとなりました。
この試合を見る限り、世界最速を誇るウォーレンのスピードに全く付いていけていません。
しかし、いくら打たれても決して怯むことはなく、劣勢の展開でもパヤノの強みである「ハートの強さ」を所々で垣間見せています。
さすがの井上も、ウォーレンほどのスピードはありませんが、パヤノ攻略にはウォーレンのような早いコンビネーションが有効であることが分かると思います。
井上との致命的な差はパンチ力にあり!
10月7日に決定したWBSSの一回戦。
なんと日本開催の横浜アリーナが会場に決定したということで、
試合のチケットも先行予約は翌日には完売するという注目ぶり。
パヤノの動画を見ていく中で、井上との致命的な差を発見しました。
それは、「パンチ力の差」です。
しっかりとスナップをきかせて放たれる井上のパンチに対し
パヤノの左ストレートは、構えているときから、拳が返っている状態。
これでは、スナップを効かせたパンチを撃つことができないどころか、
パンチが来るのを読まれやすいというデメリットもあります。
低いKO率は、この辺を象徴しているんだと思います。
まとめ
以上、動画を中心にパヤノの強さを分析してきました。
年齢とパンチ力の差から考えて、序盤決着の可能性は高いと試合予想します。
それにしても那須川天心VS堀口恭司の対戦がRIZINで正式決定するなど、
秋にかけて日本の格闘技界は好カードが目白押しです。
山根明問題によるイメージダウンにも負けず、
ボクシング界も盛り上がっていってほしいです!