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3階級制覇王者井岡一翔
来る2016年7月20日、WBA世界フライ級の3度目の防衛戦に臨みます。
井岡一翔(いおかかずと)の対戦相手であり「ニカラグアの宝石」と評されるキービン・ララ(Keyvin Lara)の戦績や実力について紹介していきます。
戦績以上にヤバい事実が・・・?
井岡一翔V3戦は7月20日大阪決戦!
プロ7戦目で
平成生まれで初の世界チャンピオンのベルトを獲得した井岡一翔も早や27歳。
WBC・WBA世界ミニマム級の統一王者、
WBA世界ライトフライ級王者と無敗のまま2階級制覇を達成しました。
しかし、無敗で迎えた3階級制覇を賭けたアムナット・ㇽエンロンとの闘いで
はまさかのプロキャリア初の敗北を喫します。
その後、再起に成功しファン・カルロス・レべコから
WBA世界フライ級のベルトを奪取し、世界最速の3階級制覇を成し遂げました。
2015年大晦日の2度目の防衛戦では
強敵で前王者のレべコとのリターンマッチをTKOで退けています。
日本人初の4階級制覇を狙うのか、
フライ級最高のロマゴン(ローマン・ゴンザレス)を視野にフライ級統一王者を狙うのか、
その次戦が注目されていました。
3度目の防衛戦はロマゴンと同じ
ニカラグアの世界ランキング6位のケイビン・ララを相手に
2016年7月20日に行われることが決まりました。
アンダーカードでは和氣慎吾(わけしんご)対ジョナタン・グズマンの
IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチも行われます。
ダブルタイトルマッチのこの興行はTBS系列で夜8時より全国生中継されます。
キービン・ララ。母国の怪物が認める実力とは?
井岡一翔(いおかかずと)の3度目の防衛戦の相手に選ばれたのは
キービン・ララ(Keyvin Lara)です。
生年月日は1994年10月2日で、
21歳とチャンピオンより6歳も若いニカラグアのボクサーです。
母国ではWBC世界フライ級チャンピオンで
現在軽量級世界最強と言われるローマン・ゴンザレスの
スパーリングパートナーを務めた経験もあります。
そしてスパーリングを終えたロマゴンは
キービンララの実力について「ニカラグアの宝石」と称賛したという逸話があります。
世界的に認知のあるボクサーがロマゴンただ一人のニカラグアにとって、
将来を嘱望される逸材がキービン・ララなのです。
これまで海外での試合等の経験がなく
実力こそ未知数な点も多いのが正直なところですが、
ロマゴンも認めた逸材となれば、ランキング6位とはいえ
井岡選手も油断のできない相手であることは間違いなさそうです。
ララの戦績は井岡と互角!それ以上の恐るべき事実が判明!
最後にチャンピオン井岡一翔と挑戦者キービンララの戦績を比較してみましょう。
井岡一翔選手の戦績は20戦19勝1敗(11KO)
対する挑戦者ケイビン・ララの戦績は20戦18勝1敗1分(6KO)
奇しくも試合数は両者同じ20試合。
二人とも1敗というのも同じです。
注目すべきはKO率でしょう。
井岡一翔選手はララの倍近いKO率を誇っているのです。
強打で相手をなぎ倒す井上尚弥と違い、
「強打者」というイメージはない井岡選手ですが、
キレのあるパンチでKO率は軽量級にしては非常に高いです。
対するララは平凡なKO率で「一発の怖さ」は無さそうです。
しかし、KO率意外に恐るべき事実が判明しました。
ララ選手はデビュー戦が負け、2戦目で引き分けて以来、その後18連勝中なのです!
つまりノリにノッている状態なのです。
まして年齢は21歳と、
ローマン・ゴンザレスに次ぐ母国の英雄になるべく
意気揚々と日本に乗り組んでくることでしょう。
この勢いと若さ、南米独特のリズムに巻き込まれると厄介かもしれません。
しかし、18連勝の内訳を見ても戦績の劣るボクサーとのマッチメークがほとんどで、
作り上げられた記録という感も否めません。
井岡選手が実力を発揮し、
華麗なるディフェンス、コンピューターのように正確なジャブ、
カウンターパンチを見舞えばKO決着の可能性も十分にあり得ます。
まとめ
以上、
井岡一翔選手のV3戦の相手であるキービンララの戦績や実力を検証してきました。
フライ級最強を目指し、
スーパーチャンピオンのファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)や
ローマン・ゴンザレス(ニカラグア)との対戦も視野に入れている井岡かずと選手にすれば、
今回の試合は結果は勿論、内容も問われる試合になってきます。
2016年大晦日のビッグマッチ実現に向けて
負けられない戦いになることは間違いなさそうです。