画像引用元:https://sports.yahoo.co.jp/
日本のみならず世界の格闘技界のビッグニュースとなった那須川天心VSメイウェザーの対戦決定の報道。
その後、インスタでメイウェザーが「同意していない」とまさかの申し出。
とはいえ、RIZINの主催者側も「基本契約書を元に実施に向けての話し合いを行っている」とし、2018年12月31日大晦日のHPにも「天心VSメイウェザー」の情報は掲載されたままです。
ボクシングファン、格闘技ファンなら是非とも実現してほしいこのカード
那須川天心とフロイド・メイウェザーの試合が実現すれば、結果はどうなるのか予想していきたいと思います。
キャンセル騒動も、メイウェザーのパフォーマンスの一環か?
那須川天心VSメイウェザーの対戦は実現するのか?キャンセルの場合は?
2018年11月5日には、対戦発表の記者会見を行った那須川天心選手とフロイドメイウェザー選手。
しかし、その後メイウェザーのインスタグラムで「ただちに中止にしなければならない」と投稿。
これは一体何が原因だったんでしょうか?
試合条件の相違か?
メイウェザーが「話が違う」とした理由としては、
- 公式試合ではなく「3分×3ラウンドのエキシビジョン」と聞いていた。
- 全世界生中継はされないと聞いていた。
とインスタに投稿しています。
この辺りは基本契約書でも明記されていなかった可能性はあります。
アメリカは契約社会ですので、契約書作成に関しての日本側の認識が甘かった可能性はあります。
ファイトマネーに不満で、増額を要求するための駆け引きか?
今回メイウェザーと天心の対戦カードが発表され一番に疑問に思ったのは
「一体いくらのファイトマネーでメイウェザーは合意したのか?」
ということでした。
アメリカで最も稼ぐアスリートであり「マネー(金の亡者)」というニックネームまであるメイウェザー。
ファイトマネーも相当な額が必要なはずです。
日本のいち格闘技イベント団体であるRIZIN(ライジン)が一体いくらの額を積んだのかは非常に興味があります。
メイウェザーとしては、
基本契約書の内容で一旦は対戦合意を行っておき、契約書のグレーな部分を突いてファイトマネーの増額を暗に要求してきた可能性はあるでしょう。
RIZINとしては、この一大イベントが中止になればイベント自体の存続に関わる問題になるでしょうから、ファイトマネーの増額にはある程度応じるしかないでしょう。
⇒試合を行わない宣言から一転!!
アメリカのメディアにて『メイウェザーVS那須川天心』の試合を実現させる方向に入っていることを報告!
やはり、
お金のためにメイウェザー戦略だったのでしょうか?
気になる試合に関しては、
『3分3ラウンドのエキシビションマッチになるだろう』とのこと。
こうなると気になるのが、
那須川天心選手サイドの出方。
那須川天心選手はメイウェザーとの真剣勝負を望んでおり、エキシビションマッチであれば戦わないとも!?
天心選手が大人の事情を呑み込み、
エキシビションマッチにて2018年12月31日の大みそかに対戦することになるのでしょうか?
RIZIN中止決定の場合の天心の対戦相手は?
メイウェザーとの対戦に注目が集まる天心ですが、次戦の内藤大樹(ないとうだいき)戦も11月17日に控えています。
これはキックボクシング「RISE(ライズ)129」のリングで行われますが、この一戦をクリアしてこそ大晦日のメイウェザー戦があるのです。
万一、メイウェザーサイドがこのまま対戦に合意せず、試合中止となった場合、那須川天心の12月31日の相手は誰になるのでしょうか?
RIZINサイドとしても、TV生中継がある中で、メイウェザーに負けるとも劣らない好カードを用意する必要があります。
となると、やはり武尊(たける)との対戦実現に向けて一気に動きが加速する可能性はあります。
メイウェザー戦がとん挫した分、相当なファイトマネーを積んででも、武尊VS天心の実現に動くことでしょう。
そして武尊との対戦も実現不可能となった場合には、堀口恭司(ほりぐちきょうじ)との再戦も楽しみなところです。
前回はキックボクシングルールで天心に有利な条件だったので、再戦は是非ともMMA(総合格闘技)ルールで試合をしてほしいところです。
天心VSメイウェザー戦、体格差などルールはどうなる?
メイウェザーが今後対戦に合意し直したとしても、両者の間には詰めるべき条件が数多くあります。
- キックボクサーとボクサーの違い。
- 身長差と体重差の体格差。
- グローブ。
- 試合時間とラウンド数。
などなど。
これらについては、基本的に天心サイドがメイウェザーの求める条件を呑むしかないでしょう。
となると、キックなしのボクシングルールでの対戦で間違いないでしょう。
那須川のベスト体重は55キロ程度で、増量しても60キロが精いっぱい。
対するメイウェザーは減量しても70キロまででしょう。
となると、10キロの体重差が生まれます。
相手の土俵で、しかもボクシングではありえない10キロのウエイト差を背負うことは、天心にとって非常にリスキーであることは間違いありません。
天心の圧倒的不利ながら結果はどうなる?どっちが強いか予想してみた!
今までに経験したことのないボクシングルール。
そして過去最重量の相手と戦うことを強いられる那須川天心。
圧倒的不利と言わざるを得ません。
試合の結果も、天心の惨敗となるのでしょうか?予想してみたいと思います。
メイウェザーの最も苦手なタイプのファイターである天心。
メイウェザーは50戦無敗という驚異的な記録を持っていますが、50戦すべてが完勝だった訳ではありません。
ギリギリの判定で辛くも勝利した試合も数試合あります。
メイウェザーがこれまで苦戦した相手にはある共通点があります。
それは「スピードのあるサウスポースタイルの選手」であることです。
メイウェザーが最も苦戦したザブ・ジュダー戦。
今も判定に疑問の声があるマニー・パッキャオ戦。
彼らはいずれもスピードがあり、サウスポーです。
また、那須川天心の最大の特徴こそ、驚異的な踏み込み・パンチのスピードの速さで、サウスポーであることです。
ルールや条件こそ那須川天心の圧倒的不利ですが、メイウェザーの最も苦手なタイプこそ天心のようなスピードのあるサウスポーなのです。
メイウェザーのディフェンスでは天心のパンチは回避不可能?
メイウェザーがスピードのあるサウスポーを苦手とする理由は、彼のディフェンスにあると思います。
メイウェザーはバックステップをあまり使わず、上体を動かし相手のパンチの軌道を交わすディフェンススタイルです。
抜群のディフェンス感覚があるからこそできる技ですが、バックステップをしない為、距離は相手の射程距離から外れていません。
このディフェンスでは、いくらディフェンスマスターのメイウェザーであっても、スピードのあるサウスポーから放たれるパンチを連続して回避することはできません。
メイウェザーが、那須川天心のパンチを足を使って距離で外すことをすれば、パンチをよけ続けることは可能かもしれませんが、上体の動きのみでパンチの軌道から頭を外す従来のディフェンススタイルでば、那須川天心のパンチは思ったよりヒットすると思われます。
試合の予想はズバリ、ドロー!が内容は天心の優勢か?
今回の試合については、予めルールの中で「KO勝ち以外の場合はドロー」という条件になる可能性があります。
つまりノックアウトが無くフルラウンド戦い終えた場合は、あえて判定で勝敗を付けることはしない可能性が高いのです。
これは、これまでも異種格闘技戦などで多くあるパターンで、「いわば両方のメンツを立てる」ためのルールです。
メイウェザーと天心の試合について、どちらかがノックアウトで試合を終わらせる可能性はゼロに近いと思います。
よって結果は「フルラウンドの死闘の上、ドロー。」となると予想します。
ただ、内容的には天心が優位に試合を進めると思います。
理由としては、前述したとおり天心がメイウェザーの一番苦手なタイプのファイターであること。
メイウェザーの反射神経が、加齢により落ちている可能性もあります。
試合の中で、天心の左ストレートがよく当たると予想します。
また、カウンターのセンスにも長けている天心なので、メイウェザーの高速パンチにカウンターを合わせることもできるかもしれません。
とはいえ、天心の60キロ未満のパンチでメイウェザーを倒すことはできないでしょう。
よって、結果的には、天心がヒット数で上回りながらもフルラウンドを戦い終えて「ドロー」となると予想します。
まとめ
以上、未だ対戦実現が不透明な那須川天心VSメイウェザーですが、試合の結果を予想してみました。
全盛期のメイウェザーなら予想は変わっていたと思いますが、今のメイウェザーなら天心も十分戦えると思います。
まずは、対戦が実現することを祈りながら、最新情報があればまた更新していきたいと思います。