画像引用元:http://number.bunshun.jp/
ボクシング界に井上尚弥が現れた時以上の衝撃を格闘技の世界に与えた逸材がいます。
総合格闘技RIZINの舞台で一躍脚光を浴びることになった那須川天心です。
先日、アメリカではボクシング界最強のメイウェザーとMMA界最強のマクレガーが対戦しましたが、井上尚弥と那須川天心が戦う日もいつかくるのかなと少し期待してしましました。
総合格闘技RIZINで無敗の那須川天心とボクシング界最強の井上尚弥は一体どっちが強いのか?比較検討していきたいと思います。
RIZIN(ライジン)で大注目の那須川天心とは?
RIZIN(ライジン)とは2016年よりスタートした格闘技イベントです。
総合格闘技(MMA)ルールでの試合をメインにしつつも、
キックボクシングルールでの戦いや、異種格闘技、また女子格闘技(女子カク)の試合も多く、今日本の格闘技界では一番の注目を集める格闘技イベントです。
そのイベントで今やメインイベンターを張るファイターが
那須川天心(なすかわてんしん)です。
リングネームかと思いきや、本名という
変わった名前の19歳はRIZINのリングでは未だ無敗を誇ります。
RIZINは総合ルールが基本となっていますが、那須川天心の本職はキックボクサー。
寝技、関節技、グラップリングへの対応力は未知数でしたが、驚くべき対応力で、既に名だたるMMAファイターを次々とマットに沈めています。
身長162cmで体重も60kgにも満たないにも関わらず、
強い体幹から生まれるものすごい破壊力が見るものを圧倒させています。
前戦では、
あびる優の旦那として有名な才賀紀左衛門(さいがきざえもん)を鮮烈なノックアウトで下し、その強さが本物であることを証明しました。
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井上尚弥と那須川天心の共通点は?
19歳にしてRIZINのメインを張る那須川天心。
ボクシング界では、内山高志、山中慎介らベテラン王者が次々に世界王座を明け渡す中、24歳の井上尚弥が遂に本場アメリカのリングを席巻しました。
若くしてそれぞれの格闘技界を引っ張る二人には2つの共通点があります。
共通点①幼少期から競技を開始
一つ目の共通点は、二人とも「幼少期から競技を開始している」ことです。
かつては、格闘技、特にボクシングは早くても高校生ぐらいから始めるのが一般的でした。
しかし、井上尚弥がボクシングを始めたのは6歳のころです。
当時は父・真吾さんがボクシングをする姿を見て「自分もやりたい」と言い出したそうです。
一方の那須川天心は5歳から極真空手を始め、
小学校6年からはキックボクシングに転向しています。
二人が「ケタ外れに強い」理由には、その並外れた「素質」の他に、やはり幼少期から競技を開始し「ボクシング一筋」「キックボクシング一筋」で努力を積み重ねてきた点もあるのでしょう。
共通点②父親がコーチを務める
そして二つ目の共通点は、「父親が指導者を務める」という点です。
井上尚弥の父・真吾さん、那須川天心の父・弘幸さんはいずれも息子のトレーナーとして、競技を開始した頃から今も変わらずサポートし続けています。
しかも、二人とも自身はわずかな格闘技経験のみしかなかったというから驚きです。
やはり、いかに豊富な知識や指導力を持ち合わせているトレーナーよりも、選手と深い信頼関係や絆で結ばれたトレーナーこそが、真に優秀なトレーナーだと言えるのかもしれません。
そんな二人のお父さんトレーナーは、
息子の成長に合わせていずれも自身のジムを設立するに至りました。
井上尚弥は今は大橋ボクシングジムで練習しているものの、那須川天心は今も父の設立したTEPPEN GYMで練習しています。
二人が直接対決したら「どっちが強い?」
先日のメイウェザーVSマクレガーは日本でも相当な注目度でしたね。
純粋な格闘技ファン以外にも注目度が高く、芸能人や他競技のアスリートたちもこぞってブログに試合の感想を書き込んでいました。
日本で今最も注目を集める異種格闘技戦といえば、まちがいなく井上尚弥VS那須川天心でしょうね。
アメリカでもロマゴンが強烈なKO負けを喫してしまった今、
井上尚弥がアメリカで注目度No.1になる可能性も十分にあります。
異種格闘技につきまとうルール問題
今回のメイウェザーVSマクレガーでもそうですが、
異種格闘技で問題になるのが「ルール」です。
今回は完全なボクシングルールだったのでメイウェザーの勝利は順当すぎる結果でした。
井上対那須川でも、「ボクシング」「キックボクシング」の異なるルールを主戦場にする二人が対決する以上、そのルール次第で一気に有利・不利が左右されてしまいます。
井上はキックの練習なんてしたことないでしょうし、キックを受けた経験もないので、那須川の強い蹴りを受けたら、まともに立っていられないでしょう。
ボクシングルールでも那須川天心に期待できる!
キックボクシングルールでは井上尚弥の勝利はほぼ不可能と言っていいでしょう。
しかし「ボクシングルール」なら井上尚弥の圧倒的有利かと言えば、そうは思いません。
那須川天心のボクシング能力は非常に高く評価されているからです。
昨年、あの井岡一翔にも勝利したボクシング世界チャンピオンのアムナット・ルエンロンをボディブローでノックアウトしました。
この試合はキックボクシングルールでしたが、アムナット自身もボクシング転向前はムエタイでも世界王者でボクシング転向後にはプロで世界王者になり、リオオリンピックにも出た実力者ですから、この勝利がいかにすごいことかお分かりいただけると思います。
他にも、元ボクシング世界チャンピオンの西岡利晃は、かつて小学生の天心少年のことを「未来のボクシングの世界チャンピオン」として紹介していました。
また、アマチュアボクシング界からも「東京五輪候補」としての転向要請もあったようです。
更には西岡利晃、山中慎介、村田諒太などを輩出している帝拳ジムからは多額の契約金を提示された上で「ボクシング転向」の誘いもあったそうです。
このように那須川天心にはボクシング技術だけをとっても、本業のボクサー以上の能力を秘めているので、井上尚弥とボクシングルールで対決しても十分渡り合えるのではないかと期待しています。
まとめ
以上、井上尚弥と那須川天心は「どっちが強い?」のか比較検討してきました。
海外の反応という面では、世界的に無名の那須川天心ですから、まずはRIZINからアメリカのUFCに参戦するなどして海外での知名度を上げていってほしいと思います。
また、井上尚弥は9月のアメリカ初戦を皮切りに一気にアメリカでの人気を獲得していってほしいですね。
(追記)→圧倒的勝利でV6でしたね
(再追記)→その後V7も達成!WBOベルトを返上してWBAバンタム級へ!
二人は共にブログやSNSでも近況をアップしていますので、今後の活躍や海外の反応などにも注目ですね!