画像引用元:http://sports.yahoo.co.jp/
2016年4月27日
日本の絶対王者でありV11防衛中であった内山高志(うちやまたかし)が
2R2分59秒、ノックアウトにより王座陥落しました。
パナマから来た24歳の若き挑戦者ジェスレル・コラレスの前に
何もできずに終わってしまいました。
「ゴッドレフト(神の左)」山中慎介(やまなかしんすけ)も先日の防衛戦ではリボリオ・ソリスに二度のダウンを奪われるなどヒヤヒヤの防衛戦でした。
そんな中、これからの日本ボクシング界を背負って立つ存在が井上尚弥(いのうえなおや)です。
「怪物」「モンスター」と称される23歳の若きボクサーはどうやって作られたのでしょうか。
NHK「アスリートの魂~ともに戦う~」で特集されたボクシング井上尚弥(いのうえなおや)と父・真吾(しんご)トレーナーの父子の絆や練習内容について動画から紹介したいと思います。
動画は最後にご紹介します!
井上尚弥選手の世界王座戴冠までを密着「アスリートの魂~ともに闘う~」
「アスリートの魂」といえば、
NHKのスポーツドキュメント番組です。
アスリートの魂の放送時間は、
BS1で毎週土曜の午前0時/総合で毎週月曜午前0時10分です。
放送内容は、アスリートに密着し選手のポリシー、ルーティーン、練習法から、
メンタル・フィジカルのトレーニングやコンディショニング方法などを紹介していく番組です。
私も井上尚弥選手の放送回以外に、
ラグビーの五郎丸歩(ごろうまるあゆむ)選手や、
柔道の野村忠弘(のむらただひろ)選手の特集の会の放送を見ましたが
毎回非常に興味深い内容に仕上がっています。
そんな番組がボクシング井上尚弥(いのうえなおや)選手に密着したのは2014年4月6日の日本最速プロ6戦目でのWBC世界ライトフライ級タイトルマッチへの挑戦を控えた時期でした。
放送は3日後の2014年4月9日だったみたいですが、
こういう時って万が一井上選手が世界王座獲得に失敗でもしてたら
プロデューサーや制作サイドは大変でしょうね。
場合によっちゃお蔵入りもあるんでしょうか?
まぁ、井上選手は完膚なきまでに王者アドリアン・エルナンデスを叩きのめし、
新王者になったんですが。
井上親子の練習内容が凄い!父子はボクシングのみの生活?
番組は2014年の1月1日、
元旦の初詣に出かける井上選手と弟・拓真(たくま)選手の姿から始まります。
寒川神社で絵馬には力強く「世界王者」と書き込んでいました。
「ともに闘う」父と子の絆とは?
日本最速で世界王者になった井上尚弥選手ですが、
この世界チャンピオンを育て上げたのは、
なんと「プロボクサーの経験すら無い」父・真吾(しんご )さんでした。
ただ尚弥選手は「もし教えるのがお父さんじゃなかったらここまで強くなってない。
父は特別な存在ですね。」と語っています。
まさに父と子の絆ですね。
毎回変わるサブタイトルの「ともに闘う」は、
この父子の確固たる信頼関係から付けられたのではないでしょうか。
トレーナーとして幼少期から尚弥選手と築き上げてきた理想のボクシングは
「スピードでもパワーでも全てで相手を凌駕する究極のボクシング」です。
多くの世界チャンピオンを輩出しており、
井上選手が所属する大橋ボクシングジムの大橋秀行(おおはしひでゆき)会長も
「怪物ですね。それしか言葉が思い浮かばない。」と彼を表現しています。
一体どのようなトレーニングで怪物を育て上げたのでしょうか。
怪物は4部練習から生まれた?練習量がエグイ!
井上尚弥・拓真の井上兄弟の一日は、
毎朝10kmのロードワーク(ランニング)から始まります。
10kmのランニングを軽々走り終えると、向かったのは自宅の「離れ」。
父・真吾さんは若くしてご自身でビジネスを立ち上げ
既に成功を収めており、自宅も離れがあるなかなか広いお家なのです。
⇒ 井上尚弥選手の父親真吾さんの職業など詳しい情報はコチラへ
その離れの一室、約6帖ぐらいのスペースでジムワークが始まります。
シャドーボクシングを始める井上選手に、
ボクシングはアマチュア戦績が2試合だけの父・真吾さんがアドバイスを送ります。
塗装業の傍ら15年以上も毎日付きっきりで我が子を指導してきたのです。
シャドーボクシングが終わると、
父はパンチングミット、息子はグローブを付けミットうちが始まりました。
ちなみにグローブもミットの日本のウイニング製のものを愛用しているようです。
さすが信頼と実績のブランド、ウイニングです。
シャドーボクシングとミット打ちが終われば、自宅の外に出てロープ登りが始まります。
自宅2階のベランダから垂らしたロープを上半身の力のみで上がっていくのです。
これは、上半身全体や体幹に非常に効果がありそうなトレーニングですね。
また、変わったトレーニング方法として紹介されていたのが、坂道での車押しでした。
上り坂で父が乗った車を押すというトレーニングです。
ロープや車押しは今でいうファンクショナルトレーニングですよね?
父・真吾トレーナーは10年以上前から
こういったトレーニング方法を考案してきたそうです。
そして、夕方からは大橋ボクシングジムでのジムワークを行います。
大橋ジムでは、スパーリングなどの対人練習やサンドバッグうちなどをこなしていました。
こちらも真吾トレーナーがつきっきりで指導にあたっていました。
こうして終わった井上尚弥選手の一日は、
朝のロードワーク、その後の自宅ジムワーク、
その後のフィジカルトレーニング、そして夕方のジムワークと
なんと4部練習をしていたのです!
これだけ練習をしていただなんて、
やはり怪物と呼ばれるようになったのも日々の努力の積み重ねの結晶だったんですね。
父(井上真吾さん)が語る、世界チャンピオンの育て方とは?
プロ経験なし、アマチュア戦績もわずか2戦の真吾トレーナー。
15年以上の指導でどうやって世界チャンピオンを育て上げたのでしょうか。
番組内で父が指導のポイントとして語ったのは2点です。
一つ目は「とにかく体が覚えるまで反復練習すること」
そして二つ目は「集中して練習すること」です。
反復練習を徹底することに関しては、
次々に新しいパターン、テクニックを覚えるのではなく、
単純で基本的な動きを体が覚えるまで
何度も何度も反復することに重きを置いているそうです。
二つ目の集中して練習することに関しては、
井上尚弥選手が練習中に何度か集中を切らす場面があれば
厳しく指摘する父の姿がありました。
一瞬の油断や心の隙が生死を分けるボクシングの世界ですから、
集中力を重視する点は非常に共感できますね。
とはいえ、
息子にボクシングという
危険なスポーツをさせることに対しての苦悩も番組内では語っていました。
しかし、息子たちがボクシングを好きな以上は、
地味でもいいからボクシングで食っていけるようにサポートしていきたいと語っていました。
まとめ。井上尚弥選手の動画はコチラをチェック!
以上、
井上尚弥選手の世界初挑戦から獲得までに密着した
「アスリートの魂(ともに闘う)」の放送内容を紹介してきました。
実際の動画に関しては、コチラのブログで見ることが出来ます。
井上尚弥選手は番組放送後も順調に勝ち続け、
今は世界最速の2階級制覇を達成した世界に誇る日本人チャンピオンになっています。
次戦は2016年5月8日の世界ダブルタイトルマッチです。
弟の拓真選手も出場するので必見です!
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