画像引用元:https://boxmob.jp/
ボクシング世紀の日本人対決といえば、
辰吉丈一郎 対 薬師寺保栄(やすえい)や畑山隆則 対 坂本博之で
最近では井岡一翔 対 八重樫東(やえがしあきら)の試合が今も伝説的な試合として語り継がれています。
そんな歴史に残る日本人対決の一つとして徐々に語られるようになったのが
井上尚弥 対 田口良一の日本ライトフライ級タイトルマッチです。
ボクシングでのちに世界チャンピオンとなる二人のボクサーが直接対決した井上尚弥(いのうえなおや)対田口良一(たぐちりょういち)の試合の動画について感想と解説と共にお送りしていきます。
判定の結果は意外な採点に?
田口良一と戦った井上尚弥とは?
井上尚弥(いのうえなおや)といえば、
小学生時代から父・真吾氏の英才教育でボクシングの練習を積み重ね、
中学・高校はアマチュアボクシングで華々しい成績を残してきました。
高校時代には高校7冠という前人未踏の記録も樹立しています。
高校3年生で鳴り物入りで大橋ボクシングジムからプロデビューした後も、連戦連勝。
これまでにWBC世界ライトフライ級、
WBO世界スーパーフライ級と2階級制覇を達成しています。
現在プロ戦績は9戦全勝8KO。
次戦は2016年5月8日に
WBO世界スーパーフライ級の2度目の防衛戦をダビド・カルモナと行います。
田口良一(田口りょういち)とは?
井上尚弥とは対照的に、
田口良一はプロ生え抜きのボクサーです。
東京都の大田区立第七中学校在学時に
ボクシング教室でボクシングを習い始め、アマチュア戦績はたった2戦。
そして芝商業高校卒業直前に、
ワタナベジムの門を叩き本格的なボクシングをスタートします。
そして苦節10年余りにして、
見事世界初挑戦でWBA世界ライトフライ級チャンピオンのベルトを獲得します。
現在プロで26戦23勝2敗1引き分けの戦績を残しています。
次戦は2016年4月27日に
3度目の防衛戦をベネズエラのファン・ランダエタと行います。
井上尚弥VS田口良一の試合はいつ?動画は?
そんな現役世界チャンピオンの二人がかつて直接対決をしていました。
試合は2013年8月25日、
田口良一は当時日本ライトフライ級のチャンピオンの座に君臨しており、
そのベルトにプロ4戦目の井上尚弥が挑みました。
いまも名勝負と語り継がれる試合の模様の動画については、
パンドラTVで「田口良一VS井上尚弥」と検索すれば出てきます。
YOUTUBE(ユーチューブ)では動画が見当たりませんでした。
田口良一にしてみればプロデビューから苦節10年でやっと勝ち取ったベルト。
井上尚弥にしてみれば所詮通過点と位置付ける日本王座のベルト。
絶対に負けられない二人の試合はとてつもない好試合になりました。
結果は?判定が意外?
試合は序盤から、井上尚弥が圧倒的な攻撃力で田口に襲い掛かります。
とはいえ、田口良一も時折危険なカウンターブローでお返しし、
一方的な展開へは持ち込ませません。
徐々に徐々に井上尚弥のダメージングブローが田口を追い詰めるも、
田口の執念と心は折れることはなく、試合はフルラウンド終了のゴングを聞くことになります。
なお、井上尚弥の試合が判定に持ち込まれるのは
後にも先にもこの試合1試合のみです。
それほど田口良一の粘りは素晴らしいものでした。
判定の結果は3-0で井上尚弥の判定勝ちでした。
採点の内容は、10ラウンド中、7ラウンドを井上の優勢としたジャッジが2人。
残る1人のジャッジは10ラウンド中、8ラウンドを井上のラウンドとしていました。
ポイント差ほど大差のついた試合内容ではなく、
田口良一というボクサーのすばらしさが存分に発揮された試合でした。
結果こそ敗れはしたものの、この試合内容は高く評価され、
翌年2014年大晦日の世界初挑戦で田口は見事世界チャンピオンになることに成功しました。
まとめ
以上、井上尚弥と田口良一の試合について解説してきました。
試合当時はお互いが世界チャンピオンではなかったですが、
あの時二人が試合をしたことは、お互いにとって非常にいい経験になったと思います。
井上尚弥は初めてプロの10ラウンドを戦い、
体力的にも精神的にもタフさが要求される厳しさがよくわかったでしょう。
対する田口良一も「世界チャンピオンになるのは確実」と評されていた井上相手に
ある程度自分のボクシングが通用したことは大きな自信につながったはずです。
2016年4月27日には田口良一が3度目の防衛戦。
2016年5月8日には井上尚弥が2度目の防衛戦。
いずれもテレビ放送は決まっていますし、
ボクシングがゴールデンウィークの日本列島を熱くすることは間違いないでしょう!
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